Xls/xlsx Names Eraser バージョン1.0.0版公開
◆ これは何か?
- 拡張子が xls または xlsx であるMicrosoft® Excel®ブック形式のファイルに定義されている不要な「名前」を削除するためのアプリケーションです。ブックファイルに定義された全ての「名前」を削除することで、結果としてファイルサイズを抑制することができます。削除したくない名前を設定することもできます。
- Microsoft® Excel® ブック形式のファイルを情報資産として担当者から担当者へと、特にコンテンツは引き継がなくても書式だけ引き継がれるということもあります。その過程で、意図すると意図せざるとにかかわらず名前を定義することがありますが、それがある時は有用であったにせよ、たまたま外部リソースを参照しているなどしてたために別の環境では使えず、よく分かっていない人が元の名前を削除せずに別の名前を再定義して、そうやって再利用を繰り返しているうちにファイルサイズが肥大化してしまうということがあります。
書式を使いたいなと思うファイルをコピーして、書式だけ残してコンテンツをクリアし、新しいドキュメントとして作成し始めたとします。大したコンテンツを追加していないのに、まっさらな状態から作成した時と比べてやけにファイルサイズが大きいとか、編集時の操作がもたつくといったことに気付いた場合、よくよく調べてみると無用な名前定義が数十個も登録されていたというようなケースがありました。更にはそれらの名前定義が非表示になっており、見える名前だけ削除しても状況があまり改善しないということもあります。 - 主に既存ドキュメントの書式を流用して別のドキュメントを作成するような管理者や担当者の方に使っていただくことを想定しています。これまではこうしたメンテナンスは行われておらず、あるいはメンテナンスを行ったとしても個別に手作業で不要な名前を削除していたと思いますが、これからはそうした手作業の必要が無くなります。私自身もそうした手作業を、忙しいさなかに行ってうんざりした経験からこのアプリケーションを開発しました。
◆ 動作環境
.NET Framework 4.0 が動作する環境。
- お使いのコンピュータにまだ .NET Framework 4.0 を導入されていない場合は以下のURLからダウンロードしてインストールを行う必要があります。
https://www.microsoft.com/ja-jp/net/netfx4/download.aspx - Microsoft® Excel® 2007 以降がインストールされている環境。
◆ 使い方
- Microsoft® Excel® ブック形式のファイルまたはそれらを含むフォルダをマウス等でドラッグ&ドロップします。フォルダの中にはブック形式以外のファイルが含まれていても構いません。
- 削除したくない名前を「削除しない名前」欄に追加します。
- 実行ボタンを押すと確認ダイアログが表示され、OKボタンを押すと処理を開始します。
- 尚、隠しファイルや読取専用ファイルは処理されません。
- 一度実行後、続けて作業を行いたい場合は「全てクリア」ボタンを押してリストをクリアしてから、再度ファイルまたはフォルダをドロップして作業を行うことができます。
◆ 利用条件
- 本ソフトウェアはフリーウェアとして公開しています。ご利用に当たり料金は発生いたしません。
- 著作権はクロスラボラトリーにあります。
◆ 免責事項
- 本ソフトウェアは無保証です。ご利用によって生じたいかなる損害に対しても作者は責任を負わないものとします。ご自身の責任においてご利用ください。
- 特に大切な情報資産を取り扱う場合には、バックアップを取得するなど万全の態勢を敷いた上でご利用いただくようにお願いいたします。
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更新履歴
- v0.0.1b (2015-07-02)
β(ベータ)版公開 - v0.0.2b (2016-02-29)
ファイルを開くパスワードを指定できるように変更 - v0.0.3b (2016-03-02)
パスワードを渡せていなかったバグを解消 - v1.0.0 (2016-03-07)
タイムスタンプを維持するオプションを追加
設定を保存できるように変更
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